外国人が日本でくらしていくには、スマートフォンがあると便利です。スマートフォンがあれば、日本語から他の国の言葉にほんやくしたり、マップをつかっていどう方法を調べたりできます。
しかし、おおてのけいたい会社のプランでは、めんどうなけいやくてつづきが必要だったり、けいやく期間にせいげんがあったりと、外国人のかたにはつかいにくいでしょう。
そこでスマートフォンをつかいたい外国人におすすめなのが「SIMカード」です。SIMカードは、けいたい会社とのめんどうなてつづきをせずにつかえます。ここでは、外国人におすすめのSIMカードをしょうかいします。
SIMカードの種類(しゅるい)
SIMカードは、だいたい「格安SIMカード」と「プリペイドSIMカード」の2種類にわかれます。
格安SIMカードとは、おおてのけいたい会社のプランとくらべて、とても安いりょうきんでりようできるSIMカードです。いっぽうでプリペイドSIMカードとは、つかえるデータのおおきさやきかんなどがきまっていて、それをすぎるとつかえなくなるSIMカードのことです。
格安SIMとプリペイドSIMには、おもに3つのちがいがあります。まず1つめは、りょうきんの支払いかたです。格安SIMのばあいは、クレジットカードやこうざふりかえなどで、つかったあとにりょうきんをしはらうのがふつうです。いっぽうでプリペイドSIMのばあいは、さいしょにSIMカードのりょうきんをしはらいます。
2つめのちがいは、SIMカードのつかいかたです。格安SIMをつかうには、かんたんなしょるいのていしゅつが必要だったり、こうにゅうりょうきんとは別に、りようプランのりょうきんをしはらう必要があるのがふつうです。またSIMカードは住んでいる家にとどけてもらうか、空港で受けとる必要があります。
いっぽうでプリペイドSIMは、コンビニや空港などのばしょでいつでもてがるに買うことができます。しりょうのていしゅつやこべつでプランりょうきんを払う必要はありません。
訪日外国人(ほうにちがいこくじん)におすすめの格安SIMカード
まずは、おすすめの格安SIMカードを5種類しょうかいします。
JP SMART SIM
JP SMART SIMも、かんたんにりようできる格安SIMとして人気です。パスポートまたは在留カードがあれば1分くらいでもうしこめて、コンビニでしはらいができるので、クレジットカードやぎんこうのこうざがなくてもだいじょうぶです。
りょうきんも、データのみをつかえるプランならば、3GB/1ヶ月で1,980円(2020年11月時点)ととても安いです。また、でんわをつかいたい人向けのプランや、みじかい間だけ日本にいる外国人向けのプランなど、目的によってことなるプランをえらべるのもおすすめのポイントです。
ただし、さいしょのしはらいでは、次の月のりょうきんやてすうりょうもかかるのでちゅういしましょう。
Mobal
Mobalは、外国人にとってもっともなじみがある格安SIMカードの1つです。Mobalが人気なのは、めんどうなてつづきがほぼ必要ないからです。インターネットでもうしこめて、2年けいやくなどのせいげんもないため、きがるにつかえるでしょう。
またプランの豊富さもにんきのりゆうです。90日いじょうたいざいするプランと、90日よりもすくない日数だけたいざいするプランにわかれています。また、「データのみ」のプランと「データにくわえてでんわをつかえる」プランもよういされています。このように、あらゆるプランがあるため、目的におうじてプランをえらべるでしょう。
参考:Mobal
Sakura Mobile
Sakura Mobileは、8日というみじかいたいざい期間でもりようできるSIMカードです。8日間にわたってせいげんなくデータをりようできるプランを4,500円からつかえる(2020年11月時点)ので、りょこうなどでたいりょうにデータをつかいたい方におすすめです。
また、ちょうきたいざい(90日いじょう)が目的の人向けには「データのみのプラン」と「データ+でんわをりようできるプラン」の2種類がよういされています。ちょうきたいざい用のデータプランでは、3GB/1ヶ月あたり1,980円(2020年11月時点)でつかえます。ただしとうろくのときに5,000円のおかねがかかるのでちゅういしましょう。
また、がくせいがりようを始めるときは、とうろくのときに払うひようが1,000円安くなるのもおすすめのポイントです。
楽天モバイル
楽天モバイルは、日本人にとてもにんきの格安SIMカードです。「Rakuten UN-LIMIT Vプラン」の1ヶ月あたりのりよう料は2,980円とやすくて(2020年11月時点)、楽天のかいせん内では5Gつうしんでデータをせいげんなくつかえます。
また、Rakuten Linkというアプリをつかえば、げんそく0円でこくないでのつうわをおこなえるようになります。くわえて、日本こくないとは別に、海外でのデータつうしんが2GBまで0円でつかえるので、いちじてきにふるさとの国に帰るときにもそのままスマートフォンをつかえます。
これだけメリットがありながら、いつかいやくしてもてすうりょうはかかりません。ただし、あたらしくけいやくするときには、在留カードや特別永住者証明書などのしょるいをていしゅつする必要があるので注意しましょう。
LINEモバイル
LINEモバイルは、LINEがていきょうしている格安SIMカードです。りょうきんプランは「データSIM」と「音声通話SIM」の2種類からえらべます。データりょうがいちばんおおい12GBのプランでも月2,700円(音声通話SIMだと3,200円)でつかえる(2020年11月時点)ため、楽天モバイルとおなじくとても安いです。
また、LINEモバイルだけのメリットとして、月額0円でLINEをつかうときのデータつうしんりょうをゼロにできる点があります。LINEをどれだけつかってもデータつうしんりょうはへらないので、スマートフォンのりようりょうきんを少なくしたい人や、LINEをつかう回数がおおい人におすすめです。
ただし、さいしょにとうろくするときに、SIMカードのはっこうに400円、とうろくてすうりょうに3,000円のひようがかかります。また、こくないでのつうわにもひようがかかるので注意しましょう。
訪日外国人におすすめのプリペイドSIMカード
つぎに、外国人のかたにおすすめのプリペイドSIMカードを5種類しょうかいします。
JAPAN TRAVEL
さいしょにおすすめするのは、JAPAN TRAVELというプリペイドSIMカードです。
IIJmioという会社がていきょうするこちらのSIMカードは、「30日をげんどに1GBつかえるもの」と「3ヶ月をげんどに2GBつかえるもの」の2種類があります。ねだんはオープン(おみせによって変わる)であり、おもに家電量販店で販売されています。
また、データりょうがたりなくなったときは、クーポンカードをかうことで、データりょうをふやすことができます。クーポンカードは500MB(1,500円)からとなっているため(2020年11月時点)、わずかにたりなくなったときでも安心してりようできるでしょう。
参考:JAPAN TRAVEL
Prepaid SIM For JAPAN
Prepaid SIM For JAPANは、NTTがていきょうしているプリペイドSIMカードです。「7日間(2,980円)」と「14日間(3,500円)」の2種類があり、それぞれ1日あたり100MBまでデータをつかえます。
NTTドコモのLTEエリアおよびFOMA(3G)エリアにたいおうしているので、とかいのみならずちほうのいなかでもつかえます。また、空港やバスターミナル、かんこうあんないじょなど、はばひろいばしょでかえるのもメリットの1つです。
ただし、つかうときにはプリペイドSIMカードをかうだけでなく、Webサイトないからりようのもうしこみをおこなう必要があります。
まとめ
SIMカードにはあらゆる種類があり、それぞれけいやくのほうほうや購入ほうほう、データのりようりょうなどはちがいます。
日本にたいざいしている・こんごたいざいするよていのかたは、ぜひごじしんのもくてきやすむきかんにおうじて、自分にあったSIMカードをえらぶようにしましょう。
なお、